Amazonマーケットプレイスの返品方法と知っておくべき3つのリスク

Amazonマーケットプレイスの返品方法と知っておくべき3つのリスク

目次
Amazonで販売されている商品の中には、Amazon.co.jpが販売を行なっている商品の他にも「Amazonマーケットプレイス出品者」と言って、Amazonに登録している出品者が出品している商品も数多く販売されています。 絶版になってしまった本やCD、DVDなどAmazon.co.jpが販売を行なっていない商品やレアな商品もあるため、Amazonマーケットプレイスを利用したことがあるという人もいるのではないでしょうか? Amazonでは比較的簡単に返品を行うことが出来ますが、Amazonマーケットプレイスの商品の場合は返品方法が異なります。 この記事ではAmazonマーケットプレイス出品者から購入した商品

Amazonマーケットプレイス商品の返品方法

Amazonで販売している商品には3種類あります。
  1. Amazon.co.jpが販売・配送を行う商品
  2. Amazonマーケットプレイスが販売し、Amazonが配送する送品
  3. Amazonマーケットプレイスが販売・配送を行う商品
①と②の場合は、通常の通りAmazonの「返品受付センター」に連絡することで返品を行うことが出来ますが、③の場合は通常と返品方法が異なります。 以下では、Amazonマーケットプレイスが販売・配送を行う商品を返品する方法は2つの方法について詳しく解説していきます。

出品者に連絡して返品を依頼する

Amazonマーケットプレイス商品の返品の際には、出品者に直接連絡する必要があります。中にはAmazonが定めるものとは違う、独自の返品・交換条件を設定している出品者もいるため、購入前に確認しておくのがいいですよ。
  1. Amazonにログインする
  2. 「注文履歴」から返品したい商品を探し「出品者に連絡する」から出品者に連絡を行う
  3. 出品者とやり取りし、返品・交換の対応を行なってもらう
以上がAmazonマーケットプレイス商品の返品の方法です。返品の申請先がAmazonから出品者に変わりますが、何か特別難しい手続きが必要という訳でもなく、Amazonと比べて少し時間がかかってしまう程度です。

マーケットプレイス保証を使う

良質な業者、まともな業者ならば返品条件を満たしていればすぐに返品・交換に応じてくれますが、残念ながらAmazonマーケットプレイスには悪質な業者も存在しています。 業者の中には、明らかに業者側に非があるにもかかわらずそれを認めず、返品を渋ったり、返品を拒否したり、中には連絡を一切返さず無視をする業者すらいるそうです。 そんな時は泣き寝入りをするしかないのかというとそうではなく、「Amazonマーケットプレイス保証」を使うことで商品の返品を行うことが可能です。 まず出品者に連絡してみて、それでも返品に応じないようなら下記の手順でマーケットプレイス保証を申請しましょう。出品者に連絡後、48時間経っても返品に応じない場合にはマーケットプレイス申請を行うことができます。
  1. Amazonにログインする
  2. 「注文履歴」から返品したい商品を探し「マーケットプレイス保証を申請」から申請を行う
マーケットプレイス保証を使えば、返品に応じない出品者の場合でも強制的に返金させることが出来ます。 ちなみに、マーケットプレイス保証を使われるとその出品者のパフォーマンスは大きく下がると言われています。そのため、しっかりした業者ならマーケットプレイス保証を使われることのないよう、きちんと対応してくれるはずです。

Amazonマーケットプレイスを利用する3つのリスク

「Amazonマーケットプレイス保証」という制度が用意されていることからも何となく予想出来るかもしれませんが、Amazonマーケットプレイスで商品を購入することにはリスクも存在しています。 Amazon.co.jpでは販売されていないレアな商品なども販売されているため、人によっては全く使わないということは出来ないかもしれませんが、リスクや注意点を知っておくことでトラブルを未然に防ぐことが出来るはずです。

返品を拒否される可能性がある

前述の通り、出品者に返品を拒否されてしまう可能性があります。例えば「注文した商品と違う商品が届いた」という場合でもまともな対応をしない悪質な業者も中には存在しているのです。 返品や交換を申し込んでスムーズに対応してくれればいいですが、返品を拒否されると何度か出品者とやり取りしなくてはいけなくなってしまうため、面倒ですよね。

トラブルになる可能性がある

出品者とトラブルになってしまったケースも存在しています。以下でご紹介するケースは、「国内版CDを注文したが、海外版CDが届いたため返品したい」という理由で返品を申請したケースです。 国内版CDは海外版CDにボーナストラックが追加されていたり、日本語訳の歌詞カードが付いていたりと海外版とは内容が大きく異なるため、価格も商品番号も全く違う商品です。 ボーナストラックや歌詞カード目的でわざわざ価格の高い国内版CDを注文したのに海外版CDが届いたら、返品したいと思うのは当たり前ですよね。しかし、業者が応じずトラブルになることに… 「注文した商品とは違うので返品したい」とAmazonマーケットプレイス業者に申し出たところ、「海賊版ではない。商品も返金代金も全て横取りしようとしている。泥棒だ!」と返信が来て、全く話にならなくなってしまいました。 商品番号の違う商品を出品していることを指摘されたくなかったのかもしれません。 商品の返品と、その後の返金手続きについて話をしたかったのですが、返品を申し出た日から毎日のように長文の嫌がらせメールが届くようになり、1週間ぐらい毎日何回も連続して長文メールが届くようになりました。 引用元:さんぽガーデン この方はAmazonカスタマーサポートに相談し、業者を説得してもらうことで問題は解決したようです。しかし、この業者に知られてしまった個人情報を取り戻すことは出来ません。

個人情報を悪用されるケースも

海外で話題になっているのが、「Amazonマーケットプレイスで商品を購入したものの、届かずに個人情報だけを取られてしまう」というものです。 Amazonにはマーケットプレイス保証がありますから商品代金は戻ってきますが、抜き取られてしまった個人情報が戻ってくることはありません。詐欺業者のサーバーにアクセスして、リストアップされている自分の個人情報を削除する…こんな映画みたいな方法、現実的ではありませんよね。残念ながら個人情報を抜き取られてしまった場合はどうしようもないのです。 もちろん、Amazonマーケットプレイスに出品している業者の中にもすごく良い業者もいますが、中には悪質な業者や悪意のある人間もいるため、そのような輩の手に個人情報が渡れば想像以上のトラブルになってしまう可能性もあります。 Amazonマーケットプレイス出品者に知られる情報としては「住所」「氏名」「電話番号」のみで、Amazonに登録しているクレジットカード番号を知られてしまうということはありませんが、それでも大切な個人情報を知られてしまっているというリスクは決して小さなものではありません。 一体どのように悪用されるかについては、音声ガイダンスを使った架空請求電話、注文していない商品を勝手に送りつけてきて代金を請求する送りつけ詐欺などがあります。 また、その他にも数年前インターネット上で話題になったのが「詐欺サイトの連絡先として使われる」ということです。 もちろん、個人情報を抜き取られてしまった人はそんなことに利用されているとは思いません。「詐欺会社め!金返せ!」「商品が届かないけど何やってんだ!」などという電話がかかってきて初めて、悪用されていたことに気付くのです。 何も見に覚えがないのに内容証明郵便が送られてきたり、何度も何度も電話がかかってきたり、場合によっては自宅まで押しかけて来るような人もいるかもしれません。 そのような電話がもしかかってきたら、相手に事情を話し、どこのサイトに連絡先が掲載されているか聞いて、そのサイトに連絡して対応を行なってもらいましょう。放置せずすぐに対応してもらうことが大切です。

安全にAmazonマーケットプレイスを利用するために

Amazonマーケットプレイスを安全に利用するためにも、以下のポイントをチェックしてから購入するようにしましょう。
  • 配送方法を把握する
  • マーケットプレイス出品者の評価をチェックする
  • 所在地などの情報をチェックする
「Amazon.co.jpが発送する商品」ならばマーケットプレイス出品者に個人情報を知られてしまう心配もありません。 また、商品を購入する前に出品者の評価や所在地、名前、電話番号など詳しい情報をチェックしておくことをおすすめします。

まとめ

AmazonマーケットプレイスではAmazon.co.jpでは販売されていないような商品も購入することが出来ますが、悪質な業者だったり、中には「詐欺目的」でAmazonマーケットプレイスに入り込んでいる詐欺業者も存在しています。 マーケットプレイス保証を使えば返品を行うことが出来るため悪質な出品者だったとしても商品代金は返ってきますが、一度知られてしまった個人情報は取り戻すことが出来ません。 Amazonマーケットプレイスを利用する際にはリスクもあるということや注意点をしっかり理解した上で利用するようにしましょう。