Amazonで買える医薬品とは?購入の際のポイントと注意すべき点を解説!

Amazonで買える医薬品とは?購入の際のポイントと注意すべき点を解説!

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医薬品のネット販売自体はすでに解禁されている

「医薬品のネット販売は、医師の診断を通していないので禁止なのでは」と思っている人も多いのではないでしょうか。しかし医薬品のネット経由での販売は、2014年に解禁されています。   しかし医師の処方箋が出ないと出せない医薬品や、医療の現場でしか処方できない医薬品に関してはネットでの販売は禁止です。またマーケットプレイスでの転売など、もってのほかです。ネット通販が解禁されている医薬品は、ドラッグストアなどで一般の人でも買える医薬品に限られています。   ドラッグストア等で流通している医薬品には、「第1類医薬品」「第2類医薬品」「第3類医薬品」の3種類があります。いわゆる「一般用医薬品」と呼ばれているものが該当するのです。こうしたものが、Amazonでも流通しています。   しかしこうした一般流通している医薬品でも、基本的に販売できるのは「ドラッグストア」などの薬剤師が常駐している専門的なお店のみです。   いくら一般に流通しているといっても、医薬品の販売には薬剤師または登録販売者の指導監督が必須となっています。販売時の説明担当を薬剤師に限る第1類医薬品をはじめ、専門職の人を介さなければ、基本的に医薬品は販売してはいけないのです。いまだにコンビニで医薬品が買えないのは、こうした事情が関わっているからです。   ただし逆をいえば、登録販売者や薬剤師を常駐させている場合であれば、インターネットを介して販売してもよいことでもあります。分類によっては少々面倒なプロセスも必要にはなってしまうものの、Amazonのおかげでわざわざ遠くのドラッグストアに行かなくて済むのは、非常にありがたいことでしょう。  

一般用医薬品には違いがあり、種類によっては気軽に買えないものも

一般用医薬品には3種類あることを説明しましたが、具体的にはこの3種類にはどういった違いがあるのでしょうか。   まず知るべきポイントとしては、類の数が増えるごと(数値が大きいほど)に副作用や相互作用のリスクが減り、自由に買えることです。また医薬品の効果や目的の範囲によっても変わるものの、より医学的な専門性が高く、服用や使用に注意が必要な場合はハードルが高くなります。そして危険がともなうものほどリスクが増えるため、専門家を通さなければ買えなくなると考えてもよいでしょう。第1類は第2類や第3類より買いにくく、反対に第3類は第2類や第1類よりも買いやすい薬です。   第3類医薬品は「メンソレータム」や「サンテ」、「マキロン」や「アンメルツ」のほか、整腸剤や消化剤などが該当します。自由にだれでも販売ができるわけではありませんが、第1類・第2類医薬品ほどの制約はありません。第3類医薬品は薬剤師あるいは登録販売者から直接購入することが可能な場合、ないしは薬剤師や登録販売者の管理指導の下で販売していれば、一般従事者からも購入が可能です。   第2類医薬品は「バファリン」や「イブ」、「ボラギノール軟膏」や「肝油ドロップC」などが該当します。副作用等のリスクがあり、安全上薬剤師または登録販売者が販売時に医薬品についての説明をすることを「努力義務」としている医薬品です。第3類よりも販売の際の制約は多くなります。ただし第1類ほど厳しいわけではありません。   第1類医薬品はさらに使用に慎重を要する医薬品で、「ロキソニン」や「バファリン」、胃腸薬の「ガスター10」、育毛剤の「リアップ」などが該当します。あまり自由に服用させるとリスクが高い医薬品が、第1類に該当するのです。第1類医薬品の販売の際には、薬剤師による販売時の説明がかならず求められます。そのほかに「要指導医薬品」というものもありますが、これは最近になって一般流通が許可されたばかりの医薬品です。まだまだ扱いには、薬剤師の指導が必要なものを指します。  

「第1類医薬品」は薬剤師と連絡を取る必要があるため、すぐには買えない

さきほどまで説明してきた第3類・第2類の医薬品に比べて、「第1類医薬品」は販売の際の制約がぐっと重くなるのです。薬剤師や登録販売者の販売時の説明については、第3類では規定がなく、第2類では前述の通り「努力義務」でした。しかし第1類医薬品ではインターネット販売であっても、「薬剤師による説明」が「義務」となっているのです。   そのため、たとえAmazonなどネット販売であっても、この決まりは徹底しています。急ぎでほしい場合であっても、第1類医薬品に該当する商品を買う場合には、薬剤師に連絡をとるようAmazonからメールが届きます。そのうえで薬剤師と、電話のやり取りを行わなければなりません。   とはいえ直接購入者が薬剤師に連絡するというわけではなく、まずAmazonカスタマーサービスからのメールに書かれたURLをクリックします。そこから遷移した画面の指示にそって電話番号を入力し、折り返し電話をもらう形となるのです。折り返しのタイミングも、「今すぐ」か「5分以内」から選べます。   医薬品の種類により、確認される内容は異なります。たとえばかつて医師から処方されているか、現在の使用状況や頻度はどのくらいか、医師には今後も継続して診察に通うかどうかなどを確認されるのです。こうしたヒアリングを通して、購入する理由や必然性などもチェックされているといいます。そのうえで服用の際の注意点や、医師へ市販薬を買ったことを伝えるなど、今後とるべき対応についても教えてもらえるのです。  

急ぎの場合は第2類か第3類医薬品で代用できるものは代用しよう

前述の薬剤師とのやり取りが挟まるぶん、第1類医薬品を買うにはどうしても時間がかかります。場合によりけりではありますが、注文で1日がかかります。そこから注文から「薬剤師に連絡を取る必要がある」旨メールが届くまでに1日、薬剤師に連絡対応をとるのに更に1日がかかることもあるのです。さらに連絡時間にもよりますが確認が取れて発送完了するまでに1日、配送に1日と計5日間かかったという例もあります。   つなぎでも代用品でもよいので、できる限り早く受け取りたいという場合もあるでしょう。そのときには第2類、第3類の医薬品で代用がきくものに関しては、そちらを選んだほうが注文から配達までの時間はかなり短くなります。急ぎの場合は、第1類ではなくほかの類の医薬品を選ぶという選択も大切です。  

まとめ

今回はAmazonで買える医薬品について、種類によって薬剤師との連絡が必要になる場合があることなどを説明しました。Amazonを使えばなんでも気軽に買えるという印象がありますが、医薬品となるとそう簡単にはいかないといえます。   しかし第1類医薬品以外は気楽に買えるので、急いでいる場合で「どうしてもこれ」というのでなければ、第1類医薬品はなるべく避けるのが無難といえることでしょう。なおこうした制約は、Amazonプライム会員かどうかはあまり関係なく、平等に課せられるものです。   インターネット系のギフト券買取に特化している「買取ボブ」では、こうしたAmazonでの通販に使えるAmazonギフトカードをはじめ、さまざまなECサイト等のギフトカード買い取りを行っております。業界最高の買取率で買い取っているため、手元にギフトカードが余っている方はぜひご利用ください。