詐欺の目的
そもそも詐欺の目的はひと言でいうなら「お金をだまし取る」ことですが、それは最終的な目的であって迷惑メールで直接金銭のやりとりをするわけではありません。
お金をだまし取るという最終的な目標をもっと円滑に進めるために、さらにあわよくばもっとだまし取るためにその人の「個人情報」を盗むことを目的としているのです。しかし個人情報と一口にいってもさまざまですし、具体的にどのような内容が盗まれるのかを知る方は少ないと思いますのでご紹介します。
・パスワード
・メールアカウント
・メール本文
・アドレス帳
・クレジットカード情報
・その他機密情報
(※上記の中で、一度PCに記憶させたものはほぼ該当)
つまり、自分自身のPCが丸裸にされてしまうと考えてください。これらが盗まれることで、今後どのような出来事に発展するかは容易に想像ができると思います。
Amazonであれば、あなたのアカウントを使って詐欺行為ができるでしょう。クレジットカードの情報を利用して、高額な買い物をされることだって考えられます。
それらの行為はすべて、詐欺業者の最終目的である「お金をだまし取る」ことにつながっていて、しかもその場限りではなくもっと継続的でいて悪質なものです。まずはこの項目の内容を覚えておいて、警戒心をしっかりと引き上げておいてください。
迷惑メールの種類
前項のように下手をすれば身の破滅におよぶ迷惑メールですが、では具体的にどのような種類があるのでしょうか。ここではAmazonをかたる迷惑メールをいくつかご紹介します。
アカウントに関するもの
・Amazonアカウントを利用制限しています
・アカウントが停止されました
・Amazonアカウントを更新できませんでした
・アカウントが閉鎖されました
・Amazonアカウントに不正なアクセスがありました
上記の文言が含まれるメールは、詐欺である確率高くなっています。基本的にAmazonがアカウントの情報開示を求めることはないため、そのような内容が書かれていれば詐欺を疑った方がよいでしょう。
料金に関するもの
・会員登録の未納料金が発生
・商品代金が未納です
・今日中に支払いをすれば保険などにより後から返金されます
上記のように料金に関する内容をならべるのは、詐欺業者の迷惑メールにおける常とう手段です。ユーザー側が最も焦ってしまう種類の迷惑メールとなり、人間の心理を巧みに悪用しています。
Amazonプライム関連
・Amazonプライムの自動更新設定を解除
・Amazonプライムのお支払い方法が期限切れ
・お支払い方法の情報を更新してください
・お客様のAmazonプライム会員資格は(日付)に更新を迎えます
その利便性からAmazonプライム関連の詐欺も増加の傾向にあり、このような見出しがあったり、文面があったりする場合も詐欺の可能性が高いでしょう。
注文に関するもの
・アカウントの支払い方法を確認できず注文を出荷できません
・本物のような「ご注文の確認」の内容がある
ご注文の確認については、あたかもAmazonの注文確認メールに似せていて非常に悪質です。身に覚えがないことを逆手に取って「キャンセル」を押させて詐欺サイトに誘導するやり方ですので、普段からAmazonを利用されている方にはわかりにくいでしょう。
偽サイトへのリンク
Amazonをかたる迷惑メールには、本物そっくりの内容の中に偽サイトへのリンクが貼ってあるものもあります。もちろんリンクをクリックしてしまえば、個人情報を盗まれてしまうので要注意となります。
ギフト券に関するもの
・ギフト券を購入し番号を教えてください
・ギフト券番号を求められるもの全般
・ギフト券コードを求められるもの全般
そもそもAmazon側が、個人に対してギフト券の番号などを送ってほしいという要求をすることはありません。そのため、それらを求めるメールはすべて詐欺と考えていいでしょう。
どうして迷惑メールが来るのか
さて、いろいろな迷惑メールの種類がありますが、なぜ自分のもとにこのようなメールが届くのか疑問に思われた方も多いでしょう。実はネットというのはいともかんたんに個人情報が盗まれる、常に危険と隣合わせという環境なのです。
たとえば、あなたは何かのサイトに登録をしたことがあるでしょう。そのサイトはきっとあなた自身の中では安全なサイト、健全なサイトという認識であったと思われます。
ですがその中の一部はアドレスの収集を目的としているものがあって、多数の方が登録時に入力したであろうメールアドレスを詐欺業者に売り払うことがあるのです。ということは、そのサイトにメールアドレスを入力して、登録ボタンを押した時点で詐欺業者の的にされることになります。
身に覚えがあると思いますが、心配だからとフリーメールで登録した際に、後日そのフリーメールが迷惑メールでいっぱいになったことがあるのではないでしょうか。それはまさしく、登録先のサイトがそのアドレスを詐欺業者に売りわたした確かな証拠です。
その他、ウイルスが仕込まれているアプリをダウンロードし起動することでスマホ内のあらゆるデータを盗み出すものもあり、最悪、詐欺業者が無差別に送信したメールアドレスに、たまたまあなたのアドレスが含まれていることもありえます。
このような経緯により、詐欺業者にメールアドレスを把握されてしまうことになります。そのうえで、世間的な信頼度が高いAmazonの名をかたって迷惑メールを送付するという悪質な手法で結果的にお金をだまし取っています。
ただこのような迷惑メールについて、多くの方は予防ができないのが実情なのではないでしょうか。サイトへの登録というのはスマホでネットをする以上避けられないことですし、それらのサイトをすべて精査するのは困難です。
そのことから迷惑メールが送付されてしまうのは仕方がないとして、送付されてきた迷惑メールへの対策が必要になります。
迷惑メールの対策方法
Amazonをかたる迷惑メールについては、基本的にAmazonが使用しているドメイン「amazon.co.jp」「amazon.jp」「amazon.com」などを参照にすれば判断ができます。つまり「それ以外」のドメインである場合は、極端な話すべて詐欺ということです。
その他冷静になってメールの概要を見てみると、商品名が抜けていたり届け先の情報がなかったり、詐欺業者では知りえない個人情報が欠落しています。さらに「身に覚えがない」のであれば、Amazon側からのアクションは考えられないという前提を理解しておかなくてはなりません。
このことから、対策方法として共通になるのは「まずは冷静になること」です。内容的に焦燥感に駆られてしまうと思いますが、もしそのメールが本物であったとしても1分1秒で何とかなるものではありません。一度深呼吸をして、あらためて心当たりがあるかを思い出してみましょう。
なお記載されている日本語に違和感があれば、受信したメールが迷惑メールに該当することもありますので、そうした場合は論外です。どちらにせよ、一度公式からきちんとログインをして、メッセージを確認してみることをおすすめします。
それらをふまえても不安な場合は、メールのリンクなどからとぶのではなく直接カスタマーサポートに連絡をしてみましょう。どのみち疑わしい内容が本物であれば、Amazon側への連絡は必要になります。
これらを遵守すれば、Amazonをかたる迷惑メールで痛い目を見ることはないでしょう。
まとめ
Amazonの詐欺は、迷惑メールから始まるといっても過言ではありません。それだけに、メールに対する警戒心だけは一定以上備えておく必要があります。とくにギフト券は実際のお金ではなく警戒心が薄れがちですので、買取も検討してみましょう。
買取ボブでは、Amazonギフト券の買取にとくに力を入れております。またそれ以外の電子ギフト券の買取もしておりますので、ぜひ一度ご相談ください。