Amazonアカウント不正利用(乗っ取り)を防止する3つの対策と対処法

Amazonアカウント不正利用(乗っ取り)を防止する3つの対策と対処法

目次
「身に覚えのない商品が届いた…」 「勝手に自分のクレジットカードで知らない商品を買われていた…」 Amazonを始めとするネット通販で買い物する事が一般的になりつつありますが、それに伴い上記のような不正利用(乗っ取り被害)が急増しています。 誰か知らない人に勝手にアカウントを使われ、自分が登録しているクレジットカードで商品を購入されるという被害が一般的ですが、ネットを使いそこにカード情報を登録している以上、誰にでも起こりえる問題であるとも言えます。 という訳でこの記事では、Amazonでの不正利用を防止する為の対策法と、もしも不正利用の被害に遭ってしまった時の対処法を紹介していきたいと思います。自分は大丈夫と思わずに、しっかり対処と対策を行っていきましょう。

Amazonアカウント不正利用とは?

そもそもAmazonアカウントの不正利用や乗っ取りって何?どんな被害があるの?という方の為に、まずは不正利用被害に遭うとどのような事になってしまうのかという点について紹介していきたいと思います。

身に覚えのない商品を購入している

Amazonでの買い物は全てクレジットカードで行っているという方は知っていると思いますが、Amazonで買い物する時に毎回わざわざカード情報を入力したりしていませんよね。一度使ってしまえば、後はAmazon内で記憶している自分のカード情報をポチっとクリックするだけで買い物が出来てしまいます。 アカウント乗っ取り被害に遭うと、自分が使っているアカウントとカード情報を簡単に利用する事が出来てしまうという事になりますので、他人が勝手に自分のクレジットカードを使って買い物が出来てしまうという訳です。 最も多い不正利用のケースとしては、購入した覚えのない商品をAmazonで次々と購入されているというもの。 Amazonでは商品を購入すると決済完了メールが自分のアドレスに届きますが、身に覚えの内商品を次々を買われますので、次々に決済完了メールが届き、そこで自分のアカウントが人に不正利用されているという事を知るんです。

他の通販サイトでも何か買われているかもしれない

Amazonアカウントを乗っ取られ、クレジットカード情報を入手されてしまった場合に注意しなければいけないのは、Amazonでの買い物以外でも不正利用されているかもしれないというケースです。 アカウントを乗っ取る事が出来れば、人のクレジットカード情報は簡単に入手できます。という事はそのカード情報を他のネット通販サイトでも利用できるという訳です。 日本にはAmazonだけでなく数多くのネット通販サイトがあります。自分が普段利用している通販サイトがAmazonだけだとしても、アカウント乗っ取り被害に遭ったら他のサイトでも買い物をされているかもしれません。その点も注意しなければいけませんね。

Amazonアカウント不正利用の防止策

上記のようにAmazonアカウントを不正利用されて乗っ取り被害に遭うと、詐欺師の私腹を肥やす事になりますし、後の対処がとても大変です。自分のカードで他人が勝手に買い物するなんて、考えただけで嫌ですよね。 という訳でここからは、Amazonアカウント不正利用を防止する為の対策方法を紹介していきたいと思います。

2段階認証を設定する

ネット通販やキャッシュレス決済などの多様化に伴い、数多くのコンテンツで2段階認証が進んでいます。自分の個人情報や財産は自分自身で守ろうという取り組みです。 2段階認証とは何かを簡単に説明すると、アカウントにログインする際にする本人確認をワンステップ増やすというもの。IDやパスワードの入力以外に、もう1ステップ自分だけしか分からないパスワードを増やす事で、第三者の侵入を防ぐという訳です。 Amazonでも2段階認証を設定する事は可能で、その都度、自分自身の携帯電話に直接自分にしか分からないパスワードが送信されるという仕組みになっていますので、アカウント乗っ取り被害に遭う確率を劇的に軽減する事が可能です。 ⇒Amazon公式の『2段階認証設定方法』を見る

アカウント情報を使い回さない

普段の買い物はネット通販で行う人が多いという方は、複数の通販サイトの登録アドレスやパスワードを忘れないように同じに設定している人が多くいます。 複数のアカウントを同一IPパスなどで管理していると、例えばAmazonで不正利用された場合に、芋づる式で他の通販サイトも利用されて被害が拡大します。 理想としては、複数のサイトで異なるアドレスとパスワードを利用するというもの。複数のサイトで2段階認証を行うなど、もしも被害に遭った時にその被害が拡大しないような対策も事前に取っておくと良いと思います。

特定のクレジットカード1枚だけを使う

Amazonでの買い物はこのカード。楽天での買い物はこのカード。普段の買い物はこのカード…など、不特定多数のシチュエーションでクレジットカードを使い分ける人は多くいると思いますが、実はこれも不正利用を防止する対策としては不適切です。 ネットショッピングの際に1枚だけのクレジットカードを利用しているのであれば、いきなり高額な買い物を連発すればカード会社の方が気付いてくれるかもしれませんし、1枚のカードであればすぐに不正に気付き、犯人を特定できるかもしれません。複数のカードを普段から使っている場合は管理が大変なので、詐欺被害に遭っても気付かない可能性があったりするんです。 その他にも、1回限り有効なカード番号を使うなどの対策もありますが、オンラインで買い物する度に毎回番号を入力しなければいけませんので、利便性は損なわれます。どうしても乗っ取り被害に遭いたくないという方は安全性を得る事は出来ますが、これはあまりオススメできません。 ネット通販ではこのクレジットカードを使う!という1枚は決めておく方が良いでしょう。

Amazonアカウント不正利用被害に遭った時の対処法

詐欺手口はどんどん巧妙になっていますので、どれだけ自分が気をつけていても、気付かないうちに詐欺被害に遭っているという事態は十分に考えられます。 ここからは『もしも自分がAmazonアカウント不正利用の詐欺被害に遭ってしまったらどうすれば良いのか』…その時の対処法を紹介していきたいと思います。

まずはAmazonカスタマーセンターに連絡

そこで事情を話し、不正利用で購入されてしまった商品の内容と金額、不正利用で購入された商品の日時などを話します。 もしも仮に不正利用で購入していた商品が既に到着していたとしても、きちんと全額返金されますのでご安心下さい。自宅に不正利用で購入された商品が届きそうになっていても受取を拒否する事が出来ますし、後日きちんとアカウントの復旧手続きを取ってくれます。

念のためにカード会社にも連絡

Amazonカスタマーサービスに連絡して不正利用で無断で商品を購入されてしまった旨を説明すれば、そちらで商品購入をキャンセルしてくれるのですが、念の為にクレジットカード会社にも連絡をしておくのが良いと思います。 カスタマーサービスで話した内容と同様に、不正利用で勝手に購入された商品なので購入をキャンセルしてほしいと依頼しておけば返金処理はしてくれます。 Amazon側でキャンセルしてくれますので別に連絡はしなくても良いのですが、不安だという方は利用カード会社へも連絡しておくようにしましょう。高額な商品の場合は尚の事、連絡は安心を得る為に必要かと思います。

アドレスとパスワードの変更

これは当然と言えば当然ですが、不正利用されたAmazonアカウントのメールアドレスとパスワードは必ず変更しておきましょう。詐欺集団に既に知れ渡っているアカウントになりますので、そのままのアカウントでまた買い物をしていれば、知らない間にまた不正利用をされてしまいます。 Amazonで使っているアドレスとパスワードを他の通販サイトでも利用している方は、他のサイトでも同様の被害に遭ってしまうケースが考えられますので、そちらも変更しておくようにしましょうね。芋づる式で他のサイトでも不正利用被害に遭ってしまうかもしれないので要注意!

まとめ

Amazonを始めとする通販サイトで被害が蔓延しているアカウント乗っ取り被害の不正利用について紹介してきましたが参考になりましたか?ネット通販が主流になり、今までは銀行で管理していたお金もネット銀行などで管理するようになってきた昨今では、アカウント乗っ取り被害は自分自身で細心の注意を払い行っていく必要があります。 フィッシングメールに騙されて自分自身でアカウント情報を入力してしまうというケースが最も多いのですが、乗っ取られた方法が全く分からないというケースもあり、詐欺手口は非常に巧妙化しています。 面倒ですが2段階認証や、アドレスとパスワードを定期的に変更するなどの対策を取っておけば不正利用被害をなくす事は可能です。Amazonを始めとするネット通販でクレジットカードを使っているという方は非常に多いかと思いますので、自分自身の財産を守る為にも、対策法と対処法はきちんと覚えておきましょう!