Amazonは様々なサービスを提供しています。多くの人が利用しているのは個人向けのAmazonサービスですが、その他にも法人や個人事業主向けのAmazonビジネスというサービスがあります。
そして更に個人向けAmazonには「Amazonプライム」というサービスがあり、Amazonビジネスには「Businessプライム」というサービスがあります。
同じプライムがついているため似たようなサービスのようにも思えますが、実際には全く違うサービスです。
この記事ではそんな
BusinessプライムとAmazonプライムの違いについて解説していきたいと思います。
これからAmazonビジネスのアカウントを作ろうとしている方、既に個人アカウントとビジネスアカウントをお持ちで、Businessプライムに加入しようかと検討されている方はぜひこの記事をチェックしてみてくださいね。
Businessプライムとは?
Businessプライムとは、法人や個人事業主向けのAmazonビジネスの有料サービスのことです。Amazonビジネスアカウントは個人は作ることはできず、法人か個人事業主しかアカウントを作成することはできません。
個人向けのAmazonアカウントと何が違うのかというと、Amazonビジネスは事業用の商品の通販に特化しているということです。オフィス用品や作業用品、研究用品など、事業に必要な様々なものが揃っており、大量購入で割引が適用されたりと、事業用ならではの様々なサービスがあります。
複数ユーザーで利用することができたり、経費計算が楽になったり、法人用クレジットカードで買い物ができたり、請求書払いで後払いをすることができたりと個人向けAmazonとはまた違うメリットがあるのがAmazonビジネスというサービスです。
Amazonビジネスアカウントは無料で作ることができるため、法人や個人事業主の人はAmazonビジネスアカウントを作るのもおすすめです。
複数ユーザーでの利用が可能に
個人向けのAmazonは1人だけが利用するために作られていますが、Businessビジネスに登録するとそのアカウントを複数のユーザーで利用することが出来るようになります。
この、複数ユーザーで利用できるということがBusinessプライムの大きなメリットと言える点です。
例えば、会社の備品が足りなくなってしまった時に、自分であれこれチェックして注文するのは大変ですが、社員がそれぞれ足りない備品を気付いた時に購入することができるようになります。
1つのAmazonビジネスのアカウントで複数ユーザーが商品購入できるため、経費管理が効率化される、稟議書作成の手間が省けるというのもメリットです。
一部の商品をお得に購入可能
Businessプライムの会員は、一般会員よりも早くタイムセールに参加することができます。また、一部の商品をお得な価格で購入することも可能です。
商品の一部には「プライム限定価格」というBusinessプライム会員向けの特別価格が設定されている商品があり、これを利用すれば通常価格よりも更にお得に商品を購入することができるようになります。
購入履歴の分析ツールが利用可能
Amazonプライムにはない、Businessプライムならではのサービスがこの購入履歴の分析ツールです。
Amazonビジネスというサービス自体が1つのアカウントを複数ユーザーで利用することを前提として考えられたサービスであるため、アカウントの管理者が社員毎に細かく権限設定を行うことができます。
たとえば、注文を確定する前に管理者の承認が必要にする、注文可能金額に上限を設定するなどです。
Amazonビジネスの利用履歴をモニタリングし、目で見てわかりやすくまとめてくれるのが「購買分析ダッシュボード」と呼ばれる分析ツールです。
この分析ツールでは、「誰が毎月どのくらい、どのような商品の発注を行っているか」ということなどをすぐにパソコンやスマートフォンから確認することが可能です。
このようにして企業の支出を見える化することは無駄を削減することにつながります。
現在の経費利用額と支出目標の監視なども行うことができるため、社員にコスト削減を意識させることにもなります。
購買コントロール
カテゴリー単位で推奨商品や購買制限を設定することができます。これによって、Amazonビジネスを利用する全ての社員が会社の意図する商品や販売者から商品を購入することができるようになります。
これによって商品を注文するまでの無駄を省くことができ、会社に必要なものだけを無駄なく、素早く購入することができるようになります。
お急ぎ便が無料
Businessプライムでも、Amazonプライムとおなじ用にお急ぎ便を無料で好きなだけ利用することができます。
法人向けの通販ショップは多いですが、送料無料にするためには一定金額まで購入しなければならないことがほとんどです。しかしながら、Businessプライムに登録していれば無料でお急ぎ便を何度でも使い放題です、
個人事業主の方の場合、従業員数も少ないと思われるため大きなメリットといえるのではないでしょうか。
年会費は4900円から
Amazonビジネスのアカウントは無料で作ることができますが、Businessプライムを利用する場合には年会費がかかります。
年会費はそのアカウントを何人で使用するかによっても異なりますが、最低価格は4900円となっており、この価格帯の場合は3人までのユーザーが利用可能です。
ユーザーが10人までの場合は年会費は13500円、100人の場合は37800円となります。
Amazonプライムとは?
Amazonプライムは個人向けのAmazonアカウントで利用することができるサービスで、様々な特典を利用することができる有料会員制のプログラムです。
お急ぎ便などが無料で利用可能
Amazonプライム会員の目玉特典の一つであるのがこのお急ぎ便などの送料が無料になるという特典です。
通常の場合、一定額以上注文しなければAmazonでのお買い物には送料がかかりますが、Amazonプライム会員であれば100円の商品を一つだけ購入したとしても送料は無料です。
頻繁にAmazonでお買い物をするという人からすると非常に嬉しいサービスとなっていますよね。
プライムビデオやプライムミュージックなどを利用可能
Amazonプライムのもう一つの目玉特典がAmazonプライムビデオです。
対象動画を見放題で楽しむことができるという特典内容で、現在ではAmazonプライムビデオにも様々な作品が揃っているためかなり楽しめると人気の高い特典です。
また、プライムビデオの中にはAmazonオリジナル作品もあります。Amazonプライム会員にならなければ見ることができない作品で、クオリティも高いため中にはAmazonオリジナル作品を視聴するためにはAmazonプライムに登録しているという人もいるようです。
プライムビデオには満足度は劣りますが、様々な音楽を聞き放題で楽しめるプライムミュージックも人気の特典です。
その他にも特典が豊富
Amazonプライム会員は特典の豊富さが有名ですよね。
送料無料特典やプライムビデオの他にも容量無制限で写真を保存することができるプライムフォトやプライム会員限定セール、Prime Nowなど、プライム会員になるだけで数多くの特典を利用することが可能です。
月会費もしくは年会費で利用可能
Amazonプライム会員の場合は年会費プランだけでなく月会費プランがあり、年会費の場合はBusinessプライムと同じ4900円、月会費の場合は毎月500円となっています。
ビジネスプライムとアマゾンプライムの違い
上記でBusinessプライムとAmazonプライムについてご紹介させていただきましたが、この
2つの大きな違いは「プライムビデオ」「プライムミュージック」「プライムフォト」などの特典を利用することができるかできないかという点です。
これらの特典はBusinessプライム会員では利用することはできません。
また、既に個人のAmazonアカウントを持っている方はそのアカウントをそのままAmazonビジネスアカウントに移行することができますが、この時、Amazonプライム会員に入っていた場合は解約扱いとなってしまい、Amazonプライム会員特典を利用することができなくなってしまいます。
まとめ
BusinessプライムとAmazonプライムの違いについてご紹介させていただきましたが参考になりましたでしょうか?
送料無料目的だったのであればAmazonプライムの特典が利用できなくなってもあまり問題がないと思いますが、プライムビデオやプライムミュージックを楽しみたいという方やプライムフォトで写真を沢山保存したいという人はBusinessプライムではなくAmazonプライムを利用する必要があります。
自分の使い方に合わせてAmazonのサービスを利用してみてくださいね。