Amazonプライムで配信されている、怖くて面白い魅力的なホラー映画5選

Amazonプライムで配信されている、怖くて面白い魅力的なホラー映画5選

目次

仄暗い水の底から【日本/2002年】

『仄暗い水の底から』は、2002年に公開された日本のホラー映画です。和製ホラー映画の金字塔として今なお絶対的な人気を誇る、『リング』の原作者である鈴木光司の短編集が原作となっています。本作はその短編の中のひとつである、『浮遊する水』が単発で映画化されています。   水と閉鎖空間をテーマに、リングとはまた違った切り口で心の奥底をぞわっとさせるような、心理的恐怖を全編に渡って描いているのです。しかし恐怖だけではなく、物悲しくて切なくなるようなエピソードが盛り込まれているのも特徴的です。  

あらすじ

夫と離婚調停中で娘である郁子の親権を争っている淑美は、生活を立てなおすために郁子とともに新しいマンションへ引っ越します。しかしそこは雨漏りが酷く水道水がまずい、上の子どもの足音がうるさいなど問題だらけのボロいマンションでした。   ある日淑美は、マンションの屋上で赤いmimikoバッグを見つけます。そこで郁子と同じ幼稚園に通っていた河合美津子という少女が、2年前から行方不明になっていること、行方不明になった少女がmimikoバッグを提げていたことを知るのです。マンションの管理人にバッグを届け、捨てられたことを確認したはずのmimikoバッグが、また屋上に戻っている不可解な現象が起こります。そのころから郁子は見えない女の子と会話をしているかのようなそぶりをみせはじめ、ささやかな日常の平穏は音を立てて崩れていくのでした。  

見どころ

本作の見どころは最後の最後まで顔がみえず、遠くから徐々に迫ってくる幽霊の少女が潜在的に抱かせる恐怖にあります。幽霊となった少女がはっきりと姿を見せず、徐々に主人公たちの日常へ浸食していくさまは、まさに和製ホラーならではの心をぞわりと震わせるような恐怖を与えてくれるのです。   霊や水に対する恐怖だけでなく、物悲しさや日本の雨ならではの情趣がこの映画を覆い、それがただのホラーではないこの作品の魅力となっています。  

パラノーマル・アクティビティ【アメリカ/2007年】

『パラノーマル・アクティビティ』は、2007年にアメリカで公開されたホラー映画です。モキュメンタリーと呼ばれる、疑似的なドキュメンタリー風の手法がとられていることで話題となった作品です。本作のタイトルは「超常現象」を意味し、実話をもとにしたフィクションとなっていますが、実話を再現した実話版のパラノーマル・アクティビティも別に存在します。   シリーズものであり、続編も複数存在します。日本人の俳優を使った日本版続編も公開されたことで、日本でも大きな話題をさらうことになりました。日本版続編『パラノーマル・アクティビティ第2章 TOKYO NIGHT』も、本国版同様に大ヒットを記録したのです。  

あらすじ

とある家に同棲中のカップルであるミカとケイティーは、夜になると発生する奇怪な音に悩まされ続けていました。その音の正体をなんとか突き止めようと、ミカは高性能ハンディーカメラを購入し、昼夜問わず生活風景を撮影することになります。そこに記録されていたものは、驚くべきものでした。  

見どころ

本作は基本的にはリアリティを追求した、モキュメンタリーものとしてのセオリーを忠実に守っています。基本的には非現実的な幽霊や怪物といった存在は極力控えられ、現実にありうる範囲の奇怪な音から、徐々に超常的な現象へエスカレートしていくといった見せ方になっているのです。そして最後の最後に、本来の現実では見えてはいけないものが見え隠れするという、絶妙な表現手法が戦慄的な恐怖を誘発させます。  

学校の怪談【日本/1995年】

『学校の怪談』は、1995年から全4作品に渡って公開される学校の怪談シリーズの草分けとなった、第一作目のホラー映画です。当時の小学生の間では、学校の怪談ブームがきておりました。当時大ヒットとなっていた民俗学者であり怪談研究の第一人者である、常光徹氏の本『学校の怪談』を原作として小学生向けに作られ、空前の大ヒットを記録した作品です。  

あらすじ

ときは夏休みを間近に控えた、銀杏ヶ丘小学校の終業式の日です。東京から田舎の町に転向してきた小学5年生である亜樹の妹、2年生の美夏が突如として行方不明になってしまいます。銀杏ヶ丘小学校には、数々の怪談がささやかれている旧校舎が残されておりました。美夏は忘れものを取りに行った際に、不可思議なサッカーボールを追いかけて旧校舎に入ってしまい、閉じ込められてしまったのです。   妹を探しにいった姉の亜樹や、いたずらで忍び込んだガキ大将研輔とその子分である将太たちは旧校舎へ向かいます。また5年生の担任である小向先生、4年生の双子の兄である均、6年生の香織もそれぞれのきっかけで旧校舎へ迷い込み、そして閉じ込められてしまうのです。   夜が迫るなか亜樹だけが怪異で学校の外に出てしまい、亜樹は旧校舎の中に残された妹たちを助けるべく、さまざまな人に声をかけます。不登校であるがゆえに被害を免れた均の双子の弟一は、均からのテレパシーで兄の現状と解決策を知るのです。研輔の母親である由美子の走り屋グループと協力し、校舎外で悪霊を封じる魔法陣を作るべく奮闘します。  

見どころ

本作の見どころはテケテケや口裂け女など、当時から学校の怪談の定番となっていたさまざまなお化けや妖怪たちが、SFXや特殊メイクなどで忠実に映像化されていることでしょう。本作の重要なキーアイテムとなる埴輪の像もコミカルで可愛らしく、埴輪をモチーフにしたグッズも販売されました。当時何度も予告編やCMで流された小向先生が悲鳴をあげるシーンや、リアルな人間の内臓を内包した理科室の人体模型はとても印象に残ることでしょう。  

らせん日本/1998年】

『らせん』は日本ホラーの金字塔である名作、『リング』の正統続編です。同名の原作小説も存在し、1998年に公開された映画では、この原作を忠実に再現した作品となっています。前作『リング』が映画化によって極限までホラー色が強められたのに対して、本作では原作と同じように徹底してミステリ路線が貫かれています。  

あらすじ

呪いのビデオの謎を追っていた高山の死亡後、司法解剖が行われた結果、高山の胃の中から数字の暗号が書かれたメモが見つかりました。高山の教え子であり第一発見者の高野舞は、高山の死は呪いのビデオが原因だというのです。   高山の解剖を担当した安藤と同僚の宮下は、高山とともに謎を追っていた浅川礼子とその息子が、事故で死亡した旨を聞き現場へ急行します。そこで安藤は、浅川の上司吉野が事故車両からビデオデッキと壊れたテープを取り出す場面に遭遇するのです。吉野から浅川玲子の遺した取材ノートの内容を明かされ、呪いのビデオを手渡されます。  

見どころ

前作と違ってあくまでもミステリ路線で、呪いのビデオをめぐる不可解な連続不審死に対し、科学的・医学的分析や状況証拠からなる推理で立ち向かっていく点が本作の見どころです。ホラーを期待した層からは失望の声もあったようですが、あくまでも推理や分析を駆使して呪いのビデオの真相に迫っていく様子はワクワクさせられ、ドラマチックでもあります。   原作では次回作『ループ』で物語はホラー色を一切消し、ミステリ色も薄れ、壮大なSFスペクタクルへ飛躍しています。興味がある方は、ぜひとも原作小説のシリーズも読んでみてください。  

ブレア・ウィッチ・プロジェクト【アメリカ/1999年】

『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』は、1999年にアメリカで公開された映画です。徹底した超低予算(およそ6万ドル)かつ少人数で制作された、モキュメンタリー映画です。しかし全米興行収入は1億4,000万ドル、全世界興行収入は2億4,050万ドルという驚異的な大ヒットを記録し、話題となった映画でもあります。   当時としては斬新だったメディアミックス的な手法もとられており、真相究明本の発売やテレビでの特番放送、オリジナルのウェブサイトも立ち上がり、よりリアリティのある仕掛けが施されて人気を博しました。  

あらすじ

モンゴメリ大学映画科の学生ヘザーやジョシュ、マイクはメリーランド州バーキッツビルに昔から根付いている、伝説の魔女「ブレア・ウィッチ」を題材としたドキュメンタリー映画を撮影するべく、現地の森へ向かいます。   しかし森の中で撮影を続けていた3人は、消息を絶ってしまいます。その失踪事件から1年後、学生たちが撮影したと思われるフィルムとビデオが森の中から見つかりました。ここに映し出されていたのは、不可解な現象に次々見舞われ、徐々に疑心暗鬼になって壊れていく学生たちの姿だったのです。  

見どころ

徹底して真相や手掛かりなどの情報は伏せられ、ただ不可解な現象のみが断片的に示されるという、謎の多い映像作品となっています。そうした不可解さ、情報を制限された状態が、映画のリアリティを強調しています。当事者の視点から映された映像しかない映画だけでは真相に辿り着くことは難しく、また真相の開示もされないため、映画を見た人たちは議論と考察を白熱させていくことになりました。映画そのものよりも「不可解な映画に対する議論がおもしろい」という手法は、のちのミステリやサスペンスに大きな影響を与えたのです。  

まとめ

今回はAmazonプライムビデオでみられる、おすすめのホラー映画を5つご紹介しました。   ホラーは超常的なモンスターや幽霊によって恐怖のどん底に陥れられるイメージがありますが、その表現方法もさまざまです。心理的にぞくぞくさせてくれる和製ホラー、ギミックや脅かしで恐怖を煽る西洋のホラー、そしてモキュメンタリーなど、バリエーションの多さもホラーの奥深さでしょう。ぜひともAmazonプライムで、お気に入りのホラー映画を探してみてください。   買取ボブではAmazonプライムビデオの購入やレンタルにも使える、Amazonギフト券の高価買取を行っています。Amazonギフト券は自分でも使えますが、余ってしまう場合にはぜひ弊社での買取を検討してみてください。