WebMoneyの売買は可能?法律や利用規約などから解説!

WebMoneyの売買は可能?法律や利用規約などから解説!

目次

WebMoneyの売買は可能?

  結局のところ、WebMoneyの売買は可能なのでしょうか?   結果から言えば、「物理的には可能」です。ウェブマネーの買取に対応している買取サイトがある一方、WebMoneyの売買を規制する各規約も存在します。そのあたりをよく理解してから売買を実行に移すようにしましょう。

WebMoneyの売買に関連する法律

  WebMoneyの売買に関連する法律を知っておくことも大切です。「資金決済法」や「古物営業法」が関係してきますが、なぜWebMoneyの売買がOKなのかを説明していきます。

資金決済法

資金決済法とは主に、仮想通貨のような暗号資産、資金移動、前払式支払い手段に関する規定が記されています。   WebMoneyにふかく関わりがあるのは「前払式支払手段」であり、「商品などを入手するために、あらかじめ対価を支払うことで変換しておいたチケットやポイント、コイン」のことをいいます。   商品などの購入を目的に、前もって対価を支払って変換していたポイントやコイン、チケットのことをいいます。   なお、以下に挙げるものすべてに該当することが条件です。  
  • 財産的価値(金額など)が、記録・記載されている
  • 財産的価値に見合う対価が支払われている
  • 財産的価値(金額など)と結びつけて発行される
  • サービスを受けるときや商品の購入時等に使用できるものである
  これらは例を挙げると、交通系電子マネー(Suicaなど)やゲーム内コイン・ポイント、商品券などが該当します。   また前払式支払手段は、利用方法別に湧けると「自家型前払式支払手段」「第三者型前払式支払手段」の2種類です。   【自家型前払式支払手段】 事業者の提供するサービスでのみ利用できる前払式支払手段を指し、「ポケモンGO」での「ポケコイン」などが一例となります。要は、現実では利用できず、アプリやゲーム内に限り利用できるところがポイントです。   【第三者型前払式支払手段】 「第三者型前払式支払手段」とは、発行している事業者以外の事業者が提供するサービスでも利用できるもののことです。   発行している事業者だけでなく。それ以外の事業者が提供しているサービスでも使えるものを「第三者型前払式支払手段」といい、交通系電子マネーの「Suica」や「PASMO」などが該当します。   SuicaやPASMOは電車やバスだけでなく、コンビニやドラッグストア、飲食店や自販機でも利用可能です。 ただ、これらの第三者型前払式支払手段は財務局長等へ登録しなければ発行できません。   それから「自家型」「第三者型」共に、「前払式支払手段」発行者に適用される規制は次の通りです。
  • 情報の提供義務
  • 発行保証金の供託
  【情報の提供義務】 前払式支払手段の発行時、公式サイトやギフトカードの裏面などに、発行者の氏名や事業者名、苦情やトラブルなどの相談窓口の問い合わせ先を記載する義務があります   問題が発生した時に、ユーザーにとってこれらは必要な情報です。   【発行保証金の供託】 毎年3月末や9月時点において、前払式支払手段で未使用の残高が1,000万円を超える場合、法務局などの供託所に、その半額を供託する義務があります。   同義務は「供託義務」とも呼ばれており、サービスが倒産などの理由で終了したことで、ユーザーが変換しておいた前払式支払手段が使えなくなった時に備えて課せられているものです(有効期限が6ヶ月以内で切れるものを除く)。   したがって、WebMoneyの売買はこれらの規制に反していない範囲でなら、特に法律 で禁止されているわけではありません。

古物営業法

もう一つ、買取サイトで現金化する際の売買に関してですが、これは「古物営業法」が関わってきます。正規の買取サイトでは、一旦人の手に渡ったもの(古物)を売買で取引するには、「古物営業法」に従って「古物商許可証」を申請し、取得する必要があります(店のWebサイトの開設時にも必要)。   これにより、許可を得て営業している買取サイトでは、WebMoneyの売買が許されています。

WebMoneyの利用規約に違反する?

  WebMoneyの売買は法律で禁止されているわけではありません。従って、売買したからといって違法とされて逮捕されたりするようなことはないでしょう。   しかしWebMoneyの利用規約では、既定の条件を満たす無記名カード以外のWebMoneyを、他者に譲渡利したり転売・変換および質入れすることを認めていません。   したがって、WebMoneyの売買が「利用規約の違反」とみなされれば、場合によっては利用停止処分の可能性はあります。   参考/WebMoney 利用規約https://www.webmoney.jp/utility/rule.html

WebMoneyを売買する方法

  WebMoneyを売買する方法として、「買取サイトでの売却」「ゲーム内通貨に課金した上での現金化」「フリマサイトで現物売買」が挙げられます。それぞれの特徴や方法を見ていきましょう。

買取サイトでの売却

WebMoneyは、電子マネーおよび電子ギフトを取り扱う買取サイトで売却することで、現金化することができます。   「古物営業許可証」をきちんと取得しており、なおかつ口コミ評価の高い良質なサイトを選べば安心です。   どのサイトを選ぶか迷ったら、最後に説明する「買取ボブ」をぜひ検討してみてください。

ゲーム内通貨に換金した上で現金化(RMT)

RMTとは(リアル・マネー・トレード)の略で、ゲーム内のバーチャルな通貨と、現実世界で使われる現金や電子マネーとを交換することをいいます。   RMT専用のサイトにおいて、それらのWebMoneyの売買が可能です。   しかし現在はほとんどのオンラインゲームで、アカウントの譲渡や売買、RMTをするという行為は利用規約で禁止されています。   規約違反によるペナルティのリスクを考えると、ややグレーよりな手段と言えるでしょう。

フリマサイトで現物売買

フリマサイトでは、WebMoneyを含む金券類の出品は禁止です(2021年現在)。それでも某有名フリマサイトでは、たまに未使用のWebMoneyカードを出品している人がいます。   しかしこれらは運営から禁止チェック漏れによってバレていないだけであって、規約違反です。   万が一バレた場合は、アカウントの永久停止などの厳しいペナルティの対象となる可能性もあるので、フリマサイトには出品しない方が無難と言えるでしょう。  

WebMoneyの売買を規制する理由

  違法ではないにしろ、運営元がWebMoneyの売買を規制しているという事実があります。そこで挙げられる3つの理由をみていきましょう。

マネーロンダリングの可能性

通称「マネロン」とも呼ばれるマネーロンダリングとは、直訳すると「資金洗浄」となります。分かりやすく言うと、犯罪などで得られた悪いお金や汚いお金の出どころを隠すために、金銭取引によってお金を洗浄するということです。   通常の銀行取引などは正当かつ合法ですが、マネーロンダリングは犯罪行為です。 WebMoneyの売買によって、「犯罪隠蔽」が起こる可能性は懸念されています。

詐欺に利用される可能性

WebMoneyの公式サイトでも、RMTサイトや転売サイトおよび個人間売買などで、正規販売店以外で取り扱われているWebMoneyには、詐欺などによってで不正に取得されたWebMoneyが数多く紛れ込んでいる旨が記載されています。   発見次第運営側も措置を取ることを提言していますが、売買したWebMoneyは詐欺や犯罪に利用される可能性があることから、上記に加えて「正規販売店以外でWebMoneyを取得されないように」とも警告しています

RMTに使用される

自身が売却したWebMoneyが悪質な第三者にわたり、先述のRMT(リアル・マネー・トレード)に利用される可能性も無視できません。   RMTそのものは法律で禁止されていませんが、当該ゲームの利用規則に違反する可能性は充分にあります(現にオンラインゲームの多くはRMTを禁止しています)。

個人間でWebMoneyを売買するデメリット

  フリマアプリやオークションサイトのように、業者を介さない個人間での売買において、実際に報告されている起こりがちなトラブルおよびデメリットを紹介します。

個人情報の流出の危険性

WebMoneyの購入自体には個人情報が必要ありませんが、個人間の売買(特に見ず知らずの相手)とネット上でのやり取りで売買した場合、送り先や連絡先、振込先などを相手に教えることで、個人情報を提示することになります。   特にインターネット上の匿名の相手が、あなたの個人情報を確実に保護するとは限りません。個人情報の流出の危険性は知っておきましょう。

悪用される可能性

WebMoneyから「重要なお知らせ」の件名で「不審なアクセスがあったので、ウォレットのID・パスワードを下記のURLから送信してください」   「個人情報流出を確認するため、ウォレットのID・パスワードを返信してください」といったメールが来たら要注意です。   個人間の売買で悪徳業者が何らかの情報を得たのか、「お支払いはメール・FAXでWebMoneyのプリペイド番号を送信してください」といった詐欺に利用される可能性もあります(IDやパスワードは通常聞かれることはありません)。

現金を手に入れられない可能性

専用のサイトを利用しない個人間での売買の場合は、間に組織が入らないので、こちらがWebMoneyを渡しても相手からお金を受けとれないこともあります。   売買相手が悪質な場合は、受け取るだけ受け取ってお金を支払わないといったトラブルも考えられるので、注意が必要です。

WebMoneyの買取なら買取ボブ

  WebMoneyの売買に最も適している買取サイトは、断然「買取ボブ」でしょう。オンラインのサイトなので店舗に出向く必要がなく、スマホやパソコンで申請から振込が完結します。   さらに、振込までが最短15分で、即日現金化も可能です。24時間365日対応しているので、好きな時間に手続きができる上、換金率も75%~95%と高めと言えるでしょう(日によって変動あり)。