Amazonプライムビデオで観られる日本アカデミー賞受賞作5選!

Amazonプライムビデオで観られる日本アカデミー賞受賞作5選!

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Amazonプライムビデオには、約1,500本以上もの映画が配信されています。ですが、その中でもどの作品を観た方がいいのか迷ってしまいますよね。 そこで、本記事ではAmazonプライムビデオで観ることのできる日本アカデミー賞受賞作品を5つに厳選してご紹介します。 とくに普段は洋画を中心に観ているという方にとっても非常に楽しめる作品となっていますので、ぜひチェックしてみてください。

シン・ゴジラ

日本が誇る特撮映画であるゴジラを、新世紀エヴァンゲリオンなどで知られる庵野秀明が監督・脚本を手掛けて映画化した作品です。2016年に公開され、東映によるゴジラシリーズとしては29作目、前作の『ゴジラ FINAL WARS』から12年ぶりの日本製作のゴジラ映画となりました。 ゴジラ映画としては最高累計動員数である420万人を記録、興行収入においても最終的には82.5億円となりました。日本アカデミー賞では、最優秀作品賞、最優秀監督賞、優秀主演男優賞、優秀助演女優賞、優秀音楽賞、最優秀撮影賞、最優秀照明賞、最優秀美術賞、最優秀録音賞、最優秀編集賞など各部門を総なめしました。  

あらすじ

東京湾にて突如大量の水蒸気が噴出し、海上にあるアクアライン「海ほたる」周辺でトンネル崩壊事故が発生します。政府や専門家は、その原因を海底火山あるいは熱水噴出孔によるものではないかと推測しますが、内閣官房副長官の矢口蘭堂は、民間人の目撃証言や投稿された動画の内容から未知の巨大生物によるものではないかと考えました。   関係者に示唆するものの、当初は絵空事のような話に取り合ってもらうことができませんでした。しかし、巨大生物のものと思われる尻尾の映像がテレビで報道されたことで政府は認識を改めることになります。その特徴から専門家は上陸には不向きと分析し、その危険性はないことを伝えますが、その直後大田区蒲田に謎の巨大生物が上陸してしまうのでした。 

見どころ

見どころはなんといっても徹底したリアルな演出ではないでしょうか。ファンタジーなのはゴジラだけと言われるほど、日本政府による対応や自衛隊の動きなど、極限まで徹底したリアルな演出は観る者の心をつかみます。『現実にゴジラが現れたら』という想定で観るとより楽しめるでしょう。また、何段階かに進化を重ねるゴジラの姿や暴れ回る姿は、老若男女問わず楽しめるモンスター映画としての魅力もしっかりと備わっています。 

フラガール

常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)をモデルとした作品で、2006年に公開されました。実話をもとに描かれており、炭鉱衰退による危機を迎えた町とハワイアンダンサーの姿が描かれています。 口コミによって最終的に約130万人の観客動員を記録しました。日本アカデミー賞では、最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀助演女優賞、優秀主演女優賞、優秀助演女優賞、優秀新人賞、話題賞を受賞しました。

あらすじ

1965年福島いわき市常盤町では、古くから炭鉱町として栄えてきたものの、日本国内でのエネルギー源が石油へと移り変わっていく中で、炭鉱の規模収縮などにより危機を迎えていました。そこで、とある炭鉱会社の社長である吉本紀夫は、町おこしのため『常磐ハワイアンセンター』という娯楽施設の建設を決意します。   施設の目玉として、本場ハワイの伝統的な踊りであるフラダンスを取り入れることを考え、その講師としてフラダンサーとしての受賞経験もある平山まどかを呼び入れ、ハワイアンダンサーを募集することにしました。その募集を見て興味を持った谷川紀美子と木村早苗はハワイアンダンサーに応募することにするのでした。  

見どころ

フラダンス未経験の女子高生が、紆余曲折を経てハワイアンダンサーとして成長していく姿が観るものの心を動かします。また、環境の変化にあらがういわき市民が次第に常磐ハワイアンセンターを受け入れていく姿にも、複雑な思いと感動を禁じえません。クライマックスのハワイアンダンスシーンは圧巻です。

おくりびと

主演の本木雅弘の働きかけによって映画化された2008年公開の作品です。当初は青木新門による『納棺夫日記』に感銘を受けた本木雅弘によって、映画化を承諾してもらうことができましたが、出来上がった脚本に納得がいかず、最終的に別の映画としてやってほしいという意向を受け、本作が誕生したという経緯があります。 アカデミー賞では、作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、撮影賞、照明賞、録音賞、編集賞と全10部門を受賞するなどの快挙を達成したことで知られています。  

あらすじ

小林大悟はプロのチェロ奏者として東京の管弦楽団で活躍していましたが、突然楽団が解散することになり、妻とともに地元である山形県酒田市へと戻ることにしました。新たな職を求めていた大悟は、張り紙をみてNKエージェントという会社の面接を受け、即決で採用となりますが、その仕事は納棺という想定外のものでした。初めは戸惑いを隠せなかった大悟ですが、次第に納棺師としての仕事に充実感を得ていくのでした。  

見どころ

普段私達が生活の中であまり意識することのない、納棺師という職業にスポットを当てたのが本作ですので、「納棺師とは」という部分に注目してみると、死者を最大限に尊重した奥ゆかしく日本的なところに魅力を感じられるのではないでしょうか。派手なシーンはありませんが、それがかえって死者と向き合うということを深く考えさせてくれますので、邦画らしい雰囲気に仕上がっているのも見どころです。

告白

湊かなえの同名小説を映画化した作品で、2010年に公開されました。少年犯罪や家庭内暴力など過激な要素がふんだんに盛り込まれていることで、R15+指定を受けた作品となります。日本アカデミー賞においては、最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀編集賞の4部門で受賞しています。 

あらすじ

終業式後の教室で、担任である森口悠子は突然娘が死んだことと、警察は事故死と判断したがこのクラスの生徒によって殺されたのだと断言するところから物語は始まります。娘の父親がHIVに感染したことを知り結婚しなかったことを語ると、続けて守口はクラスの生徒を仮にAとBとした上で、その二人による娘の殺害方法などを口にします。   そして命の大切さを噛み締めてもらうために、その二人の生徒の給食の牛乳に娘の父親の血液を混入させたことを告げるのでした。その時点でAとBが誰なのかはもはや明白だったため、クラスはパニック状態に陥ります。それをきっかけにAである渡辺修哉とBである下村直樹の人生は一変するのでした。 

見どころ

まずは娘の死の真相に迫るミステリー要素です。主人公である森口の娘がどのようにして殺害されてしまったのか、何故殺害されなければならなかったのかと言う誰もが気になる部分に迫る展開が、観るものをグイグイ引き込んでいきます。そしてもう一つが、血液の混入した牛乳を飲んだ2人の生徒のその後についてです。森口の告白によって、二人がその後どの様になってしまうのか、そして驚愕のクライマックスまで目が離せません。

万引き家族

是枝裕和監督による、2018年公開の作品です。年金の不正受給をしていた実際の家族を元に10年近い構想の末に完成した作品となります。カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールという最高賞を受賞し、日本アカデミー賞においても最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞、最優秀音楽賞、最優秀撮影賞、最優秀照明賞、優秀主演男優賞、優秀助演女優賞、優秀美術賞、優秀録音賞、優秀編集賞という12部門を受賞するなど、各種賞を総なめしたことでも知られています。

あらすじ

柴田治と妻である信代、息子の祥太、信代の妹の亜紀、そして治の母の初枝は5人で下町にあるボロボロの平屋に住んでいました。彼らは初枝を独居老人と偽ることで年金を手に入れ、そのほかに治と信代の収入、そして治と祥太による万引で生計を立てていたのです。   どうにか日々の生活を送っていた五人にある日変化が訪れます。ゆりと名乗る少女が近所の団地の廊下で震えていたところを発見したのです。見かねて家へと連れ帰ったところ、体中に痣があることを発見し、その境遇を察した治たちはゆりを娘として育てることにするのでした。

見どころ

見どころはなんといっても現代社会の闇とも言うべき、万引やネグレクトなどの問題です。登場人物は皆正しいとは言えない行動をして入るものの、現代の社会の中で必死に生き抜こうとしています。万引きや年金の不正受給という行為自体は決して許されないものですが、その中でもがき苦しむ人間模様を本作で知ることは重要なことといえるでしょう。また、どのような境遇であっても、笑顔で楽しい時間を共有することの大切さを知ることにもつながるはずです。 

日本アカデミー賞とアカデミー賞の違いとは?

ここまでで、日本アカデミー賞受賞作品をご紹介しました。ですが、日本アカデミー賞とアメリカのアカデミー賞には少し違いがあります。 意外と本場と日本アカデミー賞の違いを知っている人は少ないので、豆知識として覚えておくとより日本映画の魅力を堪能することができるでしょう。

日本アカデミー賞は「日本映画」にフォーカスした賞

アカデミー賞の本場はアメリカです。そのため、日本アカデミー賞という賞は文字どおり「日本映画」のみにスポットを当てている賞になります。 そのため、毎年数多くの日本映画作品が生み出される中でより優秀な作品が厳選されて受賞しているのです。 ここで疑問になるのが、「アメリカのアカデミー賞の方がすごいのでは?」という点だと思います。 たしかに、本場アメリカの方が作品数が多く激戦区であることが間違いありません。ですが、だからといって日本アカデミー賞の基準が緩いのかというとそうでもないのです。 というのも、「アカデミー賞」という賞を独自で名乗っていい国は”日本”と”イギリス”だけという事実があります。 なので、アメリカの映画芸術科学アカデミーから正式に許可を得ている日本アカデミー賞と英国アカデミー賞の受賞作は、決してアメリカ映画作品に劣ることのないものと言えるのです。 ただ、日本アカデミー賞だけでなく世界から大きな反響を得た作品は本場アメリカでのアカデミー賞を受賞することもあります。

日本人でもアカデミー賞を受賞している

もちろんアメリカのアカデミー賞は世界規模になるので、日本アカデミー賞よりも名誉なことはたしかです。 そこで、実際に日本人でアメリカのアカデミー賞を受賞している作品と監督をご紹介します。
受賞部門 作品および受賞者
衣装デザイン賞 「乱」(ワダ・エミ)
作曲賞 「ラストエンペラー」(坂本龍一)
長編アニメ映画賞 「千と千尋の神隠し」(宮崎駿)
外国語映画賞 「おくりびと」(滝田洋二郎)
メイクアップ&ヘアスタイリング賞 「ウィンストン・チャーチル」(辻一弘)
このように数多くの日本人が本場アメリカでのアカデミー賞を受賞しているのです。

まとめ

どれも日本アカデミー賞を受賞していますので、その面白さは約束されているようなものです。まだ観たことがないという方は、ぜひAmazonプライムビデオで心ゆくまで堪能してみてください。   もしもお手元にAmazonギフトカードが余っているという方は、買取ボブで買い取ります!事前に無料査定もできますので、まずは査定からお試し下さい。